つまり、効果はあるの?ないの?
現段階では、多くの人にとってビタミンCは風邪予防、治療薬としての利用はできない、という考えが主流のようです。

とはいえビタミンCが生命維持に必要なとても大切なものであることには変わりないので、免疫効果を高める他の栄養素と一緒に、バランスよく摂取してくださいね。

ビタミンCを多く含む食べ物

ビタミンCは、柑橘類や緑黄色野菜、イモ類に多く含まれています。水に溶けやすく熱にも弱いことから、生で食べることができる果物からの摂取がおすすめです。

ここでは、比較的手に入りやすい食べ物をピックアップして紹介しています。

ビタミンCを多く含む食べ物と成分量

食品名成分量
100gあたりmg
アセロラ(生)800
せん茶260
グァバ(生)220
赤ピーマン(油いため)180
めキャベツ(生)160
ゆず(生)160
しょうが(おろし)120
緑茶類(玉露)110
レモン(生)100
からし漬87
からしな(塩漬)80
青ピーマン(油いため)79
からしめんたいこ76
にがうり(油いため)75
甘がき(生)70
ドライマンゴー69
キウイフルーツ(生)69
あけび(果肉、生)65
いちご(生)62
オレンジ(砂じょう、生)60
ショルダーハム55
グレープフルーツ(濃縮還元ジュース)53
ロースハム50

参照:食品成分データーベース

食品から上手に摂るコツは?
ビタミンCは緑黄色野菜や果物など、比較的毎日摂りやすいものに多く含まれています。熱に弱いという特性はありますが、濃縮還元ジュースなどから手軽に摂れるのも嬉しいところ。

緑黄色野菜を生で食べるのは難しいですが、赤ピーマンなどは油いため等にしても多くのビタミンCを含んでいるためおすすめです。ですが、熱に弱く水洗いなどでも溶け出してしまうため、調理する際は長時間水にさらしたり、過熱しすぎなどは避けるようにしましょう。

また、ビタミンCは一度に大量に摂取しても、余剰分は速やかに身体の外に排泄されてしまいます。日々多くのビタミンCが消費されますが貯蓄できる量はそう多くはないため、できれば毎日、小まめに摂ることを心がけましょう。