口内炎とビタミン

口内トラブルの代表格ともいえる口内炎は、実は様々な種類があります。

その中でも、特に一般的な表面が白っぽくなり小さな腫瘍ができる口内炎は「アフタ性口内炎」と呼ばれ、痛みがあること、人によっては繰り返し出来てしまうことから予防方法を探している人も多いのではないでしょうか。

今回はそんなアフタ性口内炎と、予防や回復を助ける働きのあるビタミンについてまとめてみました。

口内炎になりやすいのはどんな人?

一般的なアフタ性口内炎は、以下のような原因で発生するようです。

・口の中の小さな傷
・ストレス、疲労、睡眠不足などの免疫力の低下
・食生活の偏りなどによる栄養不足
・女性の場合、生理や妊娠等によるホルモンバランスの変化
・その他全身疾患の病気が原因となった場合など

口内炎ができやすいと感じている人は、上記に当てはまるものがあるのではないでしょうか。日頃からバランスの良い食事を心がけ、充分にビタミンを摂取することが大切です。

また、毎食後に必ず歯磨きをするなど、常に口の中を清潔にするように心がけましょう。

口内炎になってしまったらどうしたらいいの?

まずはビタミン剤などを摂取してみて、症状が改善するか確認しましょう。口内炎の痛みのせいで口内が乾燥しやすくなっているため、小まめにぬるま湯を飲む、歯磨きなどで口の中を清潔に保つことも重要です。

口内炎の予防、改善を期待するなら、ビタミンB2、B6を摂取するといいでしょう。

ビタミンB2
皮膚や粘膜を保護、再生してくれる働きがあります。また、代謝にも関与している成分です。ビタミンB2が不足することで口内炎をはじめ、口角炎、舌炎、咽喉炎、皮膚炎といった症状を引き起こしてしまいます。

ビタミンB6
たんぱく質や脂質の代謝に関与するビタミンで、細胞の再生を助けてくれます。こちらもビタミンB2と同様、不足することで口角炎や舌炎等を引き起こすことが知られています。

ビタミンB群は一緒に、こまめに摂るのがおすすめ
ビタミンB群は相互に作用するため、サプリメントなどで摂取する場合は、ビタミンB群がまとめて入ったものを選ぶようにしましょう。

また、水溶性ビタミンのため、まとめて摂取してもその時に必要な分しか吸収されず、残りは排泄されてしまいます。面倒かもしれませんが、毎日きちんと、出来れば1日複数回に分けて摂取することをおすすめします。

その後の対処法
まずは口内を清潔にし、ビタミンB2、B6を摂取したら、あとは生活リズムを整えて安静にしましょう。

口内が乾かないよう気を付けて、痛みが我慢できないようであればお薬を活用してもいいでしょう。ストレス対策にも、生活リズムを整える意味でも充分な睡眠が有効です。